手拭き用基板洗浄剤。部品実装後のフラックス洗浄剤
フラックスクリーナー(VIGON® EFM)は、マニュアル洗浄による基板のフラックス除去に適した洗浄剤です。ハロゲンフリーの有機溶剤で、速乾性があり残留物を残しません。エアゾール缶と液体缶の2種類があります。


IPAより高いフラックス洗浄力と優れた速乾性
基板の実装現場で汎用的に使われるIPA(イソプロピルアルコール)と比較して、VIGON® EFMはフラックスの溶解能力が極めて高く、固着した汚れも素早く除去します。また、高い洗浄力に加え優れた速乾性も備えているため、洗浄後の目視確認時間や乾燥時間を短縮し、作業時間の削減に貢献します。
▼ 洗浄前
▼ 洗浄後

多量のフラックス残渣がある
残渣なく洗浄できている
IPAとVIGON® EFMの工程数比較例
残渣があれば再度洗浄
作業時間が半分以下になった例も!
無水エタノールやパーツクリーナー等の代用品との違い
無水エタノールや市販のパーツクリーナーは、フラックスの特定の成分を溶かしきれず、洗浄後に白く濁った白色残渣が残るリスクがあります。VIGON® EFMはフラックス洗浄専用に設計されているため、フラックスを確実に除去し、白色残渣の発生リスクを低減します。
特長
- 高い洗浄性・乾燥性で手拭き洗浄における作業時間を削減
- 無洗浄はんだの洗浄にも効果的
- 手拭き洗浄用に、エアゾール缶用のブラシをご用意
洗浄事例
IPAからフラックスクリーナーに代替した事例です。基板のマニュアル洗浄作業時間が半分以下になりました。
動画
スプレー缶
1. ブラシを取り付ける
スプレー缶に専用ブラシを取り付けます。
2. フラックス残渣にスプレーする
基板のフラックスが付着している箇所に、VIGON® EFMを直接スプレーします。
3. 10〜30秒待つ
スプレー後、10〜30秒ほど置いて洗浄剤を残渣になじませます。
4. ブラシでこする
必要に応じて専用ブラシで軽くこすり、フラックス残渣を除去します。
5. リンスする
専用ブラシを取り外し、基板全体に再度スプレーしてリンスを行います。
6. 乾燥させる
エアーガンにて乾燥させるか、自然乾燥させます。
よくあるご質問
- フラックスは洗浄しなくても大丈夫ですか?
- 自動車、航空宇宙、通信といった分野では高い信頼性が要求されるため、品質確保の観点からフラックス洗浄が必要とされるケースがあります。さらに、近年のIoTや自動運転技術の進展に伴い、洗浄の重要性は年々高まっています。
- 無洗浄はんだ(無洗浄フラックス)でも洗浄可能ですか?
- ゼストロンのフラックス洗浄剤は、無洗浄はんだ(無洗浄フラックス)にも対応しており、洗浄は可能です。ただし一般的な洗浄タイプのはんだペーストと比べると、洗浄難易度は高くなります。無洗浄はんだは種類や組成によって洗浄性が異なります。洗浄をご希望の場合は、ワークやはんだペーストの種類などをお知らせください。洗浄テストで適したフラックス洗浄剤をご提案します。
- 水系と溶剤系、どちらの洗浄剤を選べばよいですか?
- 洗浄剤は大きく「水系」「準水系」「溶剤系」に分類されます。水系洗浄剤はVOC排出量が少なく、多くが消防法上の非危険物に該当するため、安全性や法規制対応の面でメリットがあります。一方、溶剤系は脂溶性の高い残渣への溶解力に優れる場合があります。ワークの実装密度や求められる清浄度、洗浄方式、法規制などを総合的に踏まえた選定が必要なため、迷う場合は洗浄テストでの比較検証をおすすめします。
- スプレー・超音波・噴流など、どの洗浄方法に対応していますか?
- ゼストロンの各フラックス洗浄剤は、洗浄方式に応じて開発されています。どの洗浄方法にも対応できるフラックス洗浄剤をラインアップしています。フラックス洗浄では、洗浄剤と洗浄方式の組み合わせが洗浄性能を大きく左右するため、洗浄剤単体だけでなく、洗浄方式との組み合わせでプロセスを組むことが重要です。どの方式が適しているか判断が難しい場合は、洗浄テストによる事前検証をおすすめします。

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