
塗装治具・ハンガー・EDP治具の塗膜を、現場で、加熱せずに
タイの塗装ラインでは、治具、ハンガー、スキッドに塗膜が層になって残ります。厚くなると塗装の寸法がずれ、治具を外へ出して剥離し、戻るまでラインが待ちます。焼却や流動床は高温で、アルミや薄いバネが変形します。ジクロロメタン系は臭いと規制の負担が大きいです。
FIDEAは化研テックの正規代理店です。硬化した塗膜を膨らませて剥がすストリアルシリーズと、ZestronのATRON DCを、タイ国内在庫と日本語・タイ語で提案します。高温の焼却は使いません。塩素系溶剤も使いません。ストリアルは、製品ページに書いたとおり、有機則・消防法・毒物及び劇物取締法の対象外です。浴温は型番により60〜90℃です(UM-21は60〜90℃、UM-25は70〜90℃)。焼却・流動床の約450℃とは別の管理です。導入の前に、治具1〜2個の無料剥離テストができます。
剥離の対象
塗装治具
塗装のたびに膜が重なる治具です。毎回剥離に移る現場では、治具を傷めない剥離剤が要ります。
ハンガー
吊り下げのハンガーは細く、熱で曲がると吊り位置が変わります。現場の槽で剥離し、外注の往復を減らします。
スキッド・グリッド
スキッドやグリッドは面積が広く、膜が厚いです。浸漬で剥離し、ショットブラストで表面を荒らさない方法を比べます。
EDP電極・治具
電着塗装の電極と治具は、膜が絶縁になると通電が落ちます。剥離できるかは塗料の種類で変わるので、無料剥離テストで見ます。
マスキング治具
マスキング治具の合わせ面に膜が残ると、次のマスク位置がずれます。合わせ面を傷めない剥離を優先します。
塗装ブース・周辺
ブースの格子や周辺の金具も、同じ塗料が付きます。外して槽に入れられるかを先に確認します。
製品の再塗装前
製品に付いた不良塗膜を、母材を傷めずに剥がして塗り直す用途にも使います。アルミは型番ごとに注意が要ります。
今の剥離方法との比較
| 方法 | 加熱 | 治具の変形 | アルミ・薄物・バネ | 外注の往復 | 塩素系溶剤 |
|---|---|---|---|---|---|
| 焼却・流動床(外注) | 約450℃ | リスクあり | 不可 | あり(リードタイム) | なし |
| 強アルカリ | — | 腐食 | 不可(アルミ) | — | なし |
| ジクロロメタン系 | — | なし | 可 | — | あり(規制・臭気) |
| ストリアル(膨潤剥離) | 60〜90℃(型番による) | なし | 型番で選択(UM-21はアルミ○、UM-25は△) | 不要(現場で) | なし。有機則・消防法・毒劇法の対象外 |
浴温は型番により60〜90℃です(UM-21は60〜90℃、UM-25は70〜90℃)。焼却・流動床の約450℃とは別の管理です。
無料剥離テストの流れ
塗料の種類と硬化の度合いで、剥離の時間は変わります。治具を1〜2個預かり、無料剥離テストして返します。
1. 治具を1〜2個送る
塗料の名前、硬化しているか、治具の材質(鉄、ステンレス、アルミ)を添えてください。無料剥離テストはこの2個から始めます。
2. 槽で剥離して返す
ストリアルで剥離し、母材の面と、膜の落ち方を見て返します。加熱焼却はしません。
3. 現場の浴を決める
型番、浴温、タイ国内在庫の補充を決めます。廃液の出し方は、工場の処理ルールに合わせて案内します。
無料剥離テストは、ページ上部の対象一覧のあと、この手順、そして下のお問い合わせの3か所から頼めます。治具1〜2個を預かり、剥離して返します。
化研テック ストリアルと Zestron ATRON DC
STRIAL UM-25U塗装治具の剥離剤。硬化塗膜向け。タイ国内在庫です。
STRIAL UM-21U同じシリーズのもう一つの型番です。性状は各ページの表を見てください。
ATRON DCフレームや治具の水系剥離剤です。塗料の種類が違うときに比較します。
| 品名 | 治具 | 製品 | レジスト | インキ | 金型 | pH | Al | Cu | Fe | SUS | Niメッキ | 使用温度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ストリアルUM-21 | ○ | ○ | - | - | - | 中性 | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | 60〜90℃ |
| ストリアルUM-25 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 弱アルカリ性 | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | 70〜90℃ |
上記はすべて 消防法、安衛法(有機則)、毒劇法、PRTR法 非該当(化研テック製品一覧 2019年版)
○:適応/△:条件付き/×:不適/-:対象外
鉄治具には UM-25(Fe ○)、アルミ治具には UM-21(Al ○)が基本。混在する現場は無料剥離テストで確認
取扱メーカー
化研テックの製品一覧FIDEAは化研テックの正規代理店です。SDSと技術資料はお問い合わせください。
Zestronの製品一覧ATRON DCを含むZestronの製品です。タイ国内在庫です。
塗膜剥離の動画
よくある質問
- EDP(電着塗装)治具の塗膜は剥がせますか?
- 電着の塗膜は絶縁になると通電を落とします。剥離できるかは樹脂の種類と膜厚で変わります。治具1〜2個の無料剥離テストで、ストリアルが合うかを見ます。
- 焼却・ブラストと何が違いますか?
- 焼却や流動床はおよそ450℃まで上げるため、治具が変形することがあります。ショットブラストは表面を削ります。ストリアルは塗膜を膨らませて剥がすので、焼却もブラストも使いません。
- アルミ治具にも使えますか?
- 使えます。型番で選びます。UM-21 は中性でアルミに適応(○)、UM-25 は条件付き(△)です。薄いバネやアルミ治具は、無料剥離テストで面の状態を見てから型番を決めます。
- 廃液の処理はどうなりますか?
- 剥離で落ちた塗膜と浴の廃液は、工場の廃棄物ルールに従います。塩素系溶剤の廃液ではありません。処理の区分は、SDSを添えて現地の処理業者と確認します。
- タイに在庫はありますか?
- ストリアルシリーズの剥離剤はタイ国内在庫です。補充はバンコクから案内します。在庫の数量は問い合わせの時点で確認します。
